素材さまざまな数珠
小規模な集団にも企業の「社風」、学校の「校風」、ある家系の「家風」などがあり、これらも文化と呼ばれる。
様々な材質の珠が用いられています
数珠とは、穴が貫通した多くの珠に糸の束を通し輪にした法具のことです。仏を念ずる時に用いる珠との意味から「念珠」とも呼ばれます。字の前後を入れ替えて「珠数」と書く場合もあるのだそうです。木魚が眠気覚ましだということは有名ですが、数珠はお経を何度数えたか覚えておくためのものだそうです。
何処から伝わってきているのかは微妙なところですが、古代インドのバラモン教で用いられていた道具を原型とするとされている説が有力だそうです。それが、釈尊により用いられ、後に中国に伝わります。そして仏教伝来とともに飛鳥時代には日本に伝わったされるのだそうです。
鎌倉時代に入り、浄土教が流行し称名念仏が盛んになるとともに一般にも普及してきた…という流れになっているようです。数珠の素材ですが、古い文献には七宝が良いとされているようですが、、現在では菩提樹など様々な材質の珠が用いられています。
珠の材料により価格には、大きな差が開きます。ヤフカテ本水晶や珊瑚など明るい色合いのものは女性に好まれているようです。高級な数珠用の素材としては、金線入り水晶(ルチルクォーツ)、本翡翠(ビルマ翡翠)、象牙、ラピスラズリ、天竺菩提樹などが用いられているのだとか…。
安価な数珠用には、石や珊瑚に似せたガラスや樹脂製の珠も用いられています。宗派、宗教により材質や房のカタチに違いがあるので購入するときには注意が必要です。また、法事、法要の際には、親族に近いほど二連の数珠、遠くなるほど一連の数珠になるなど、宗派により違いは様々です。何処までを近いとするかも決められています。
数珠型のアクセサリー
また、最近では高校生などを中心に数珠型のアクセサリーが流行っていることもあり、おしゃれとしての数珠というものを売られていることが多くあります。恋愛に効果があるとされるローズクォーツであったり、厄除けに水晶のものを使用するなど、パワーストーン扱いになっている部分も多くあります。
遊び用の数珠であれば、問題ないのですが、本物の数珠であれば、丁寧に扱うことが必須となります。タイムレコーダー畳の上など直に置くことはせず、必ずハンカチなど柔らかいものの上に乗せます。また、持ち運びには専用の数珠入れを使用するなど、細かい配慮が必要です。
数珠の素材によっては、汗に弱いものも多くあります。使用毎にふき取ることも大切です。また保管するには、風通しの良い桐などの箱にいれておくことが最適なのではないでしょうか。